○Top  ○Profile  ○Gallery  ○Web拍手  ○Link  ○Pixiv
   
更新情報:2009.11.5 冬コミ情報ページを開設

●冬コミ情報はこちらの特設ページからどうぞ^^●





○佐賀線跡とPROVIA400

有明です。
今日の更新は昨日の長崎行きの続きになります^^ 

長崎から帰路、松浦鉄道に乗った後、どこへ行ったかと言うと
旧佐賀線跡。もう10年以上昔に一度行ったきりになっており、
前々から行こうと思っていたのですが、結局いけないままになっていました。
この廃線跡には全国的に有名なとある名所があって、そこへ行こうと考えていたのです。

さて、この佐賀線。ご存じ無い方の為にちょっと解説すると…

Wikipedia「佐賀線」
「佐賀線(さがせん)は、佐賀県佐賀市の佐賀駅と福岡県みやま市
(廃線時:山門郡瀬高町)の瀬高駅を結んでいた日本国有鉄道(国鉄)が
運営していた鉄道路線(地方交通線)である。国鉄再建法に基づき第2次特定地方
交通線に指定され、国鉄分割民営化直前の1987年に廃止された。

路線データ

* 管轄:日本国有鉄道
* 区間(営業キロ):佐賀 - 瀬高 24.1km
* 軌間:1067mm
* 駅数:13(うち信号場1。起終点駅を含む)
* 電化区間:なし(全線非電化)
* 複線区間:なし(全線単線)
* 閉塞方式:
* 交換可能駅:諸富駅、筑後大川駅、筑後柳河駅  」

と、佐賀線とはいわゆる廃線になってしまった路線なのです。現在の地図上で見てみると…
sagasenn.jpg
この様な位置関係で、青い線は現在の長崎線、赤い線が廃止となった佐賀線です。
福岡に住んでいる有明からしてみると、地図上では別にそれほどの田舎を走っている
訳ではありません。(もっとも80年代となると???なのですが^^;)ただ、残念なことに
当時の国鉄経営上の計算では残念ながら赤字で、不運にも廃線となってしまったようです。

国鉄末期には全国の赤字ローカル線が一挙に廃止になりましたが、この佐賀線や
他にもいくつかの路線は、あとから冷静になって考えてみれば努力次第では黒字転換も
ありえたんじゃないの???というものが多数含まれており、後年に恨みを残す結果になって
しまったそうです。破綻状態にあった財政をとにかく健全化したかったという時代でしたので
冷静に考える余裕もなかったのかもしれません。

実際今回探索する過程の中で思ったのは、
今あれば結構便利だったんじゃないのかなぁという事です。もったいない話です^^;
南から佐賀へ向かう人にとってはバイパスになるんですがねこの路線。

DSC_0311.jpg

さて、長崎からの帰り道、松浦鉄道で半島一周を達成した後、佐世保線から
長崎本線肥前山口駅を経由して佐賀駅へ、駅に到着した所で家族から電話。
「今どこにいるんだ?これからどこへ行くんだ?」という趣旨の内容で、
有明は「今佐賀駅、コレから佐賀線跡に行く予定〜」と軽く返事を返して電話を切りました。

と。

「お客さん佐賀線に行くんですか?」
丁度上の写真にあるディーゼルカーに乗っていた運転士サンが窓越しに話しかけてきました。

『はい、そのつもりですが・・・』
「どうやっていくの?」
『えっと、バスとタクシー、あとは適当に歩いていこうかなぁと』
「だったら自転車で行きなよ^^ ちょうど下でレンタルサイクルしてるよー^^」


この運転士さんの言うところによると現在この佐賀線跡は大半がサイクリングロードに
なっているとの事でした。で、しかも佐賀駅ではNPOか何かが自転車をレンタルする
サービスをしているそうで、自転車で30分も行けば有明がお目当てな佐賀線の名所
に行けるのだそうです。また、佐賀線跡を転用したサイクリングロードは自転車で行けば
なかなか面白いのだそうで、どうやって行こうかと考えている私にはまさに渡りに船な
情報でした。

この運転士サン、なんと廃線前にまさに佐賀線で運転士をしていたそうで、
こうやって佐賀線跡を目的に来てるお客さんによく話しかけているのだとか。
さらに、最後に運転士サンはこんな事を言いました。

『絶対に自転車で行きなさい。鉄道が好きならきっと楽しいはずだよ(ニヤリ)』
「?」

最後に見せた不敵な笑みを謎に思いつつも、私は丁重にお礼を言っていざ駅のコンコースへ。
あった、「レンタルサイクル」の看板。自転車を借りて駅から10分。旧佐賀線跡をそのまま利用した
「徐福サイクルロード」に到着です。

DSC_0312_20091024174845.jpg

単線(線路が一本だけ)だった佐賀線のレールを剥いで、そのまま舗装してサイクルロードに
しただけのこの道路。不気味なほど長い自転車道路になっていますが、なんだか
道周辺の様子がやけに賑やか、見覚えのある様な施設もたくさん・・・

DSC_0314_20091024174845.jpg

おや・・・・アレは・・・

DSC_0317.jpg

なんと駅舎!そうこのサイクルロードには沿線の駅が残されているのであります!
それだけではなく、電柱や一部の標識などもあるのです。

DSC_0319.jpg

そんな訳で旧南佐賀駅跡に到着です。佐賀駅から数えて二つ目の駅になります。
駅舎自体は建て替えたモノなのだそうですが、駅自体の雰囲気は廃止された
時のまま残されていました。実際信号機や通信設備らしき遺物も・・・

と、サイクリングロードを走ってまだ数分なのですが、なんだか不思議な感覚に・・・
なんだろう。なぜか物凄くわくわくしてくるのです。しかも、この感覚、かつて何処かで
味わったことがあるのです・・・?

一体どうしたことかと思いながらも自転車のペダルを漕ぎます。

DSC_0320_20091024175411.jpg

まっすぐひたすら進みます。次の駅は数キロ先です。結構な距離なのですが、
とにかくやたらワクワクしてくるのであります。疲労なんて全く感じません。

DSC_0321_20091024175411.jpg

ホームが見えてきました、この時になるとワクワクは心臓の鼓動になってハッキリと
自分に聞こえるほどに。

DSC_0322.jpg

旧光法駅跡に到着です。と、ココでようやくドキドキしていた意味がわかりました。
ハッと気がついたのです。

「こりゃ壮大な電車ごっこだ!」

あの運転士サンの言っていた意味がようやくわかりました。確かにこれは鉄道好きな人なら
一度はしたことであろう遊び「電車ごっこ」の超巨大リアルバージョンです(笑
この事をわかっていて私に自転車で行きなさいと進めたのでしょう。すごいなあの人w

良い年した大人になって何してんだと思われるかもしれませんがこれは冗談なしに
ホントに面白かったです。イヤもうホントに!もし佐賀線を訪れる事があれば
駅から自転車をお勧めします。楽しいですわホント。


youtubeで発見した現役時代の佐賀線動画です。
まさにこの空気の再現でした。

さて、思いがけない電車ゴッコでデジタルカメラが記録に大活躍。ここまでの写真は
全部Nikon D60で撮影したものですが、本来はPROVIA400を使ってみるために訪れた
訳で、撮影したいものはこれらのものではありません。もう少し先に行ったところにあります。

ここでカメラをNikon Uにチェンジ。素晴らしい景色が現れたので
予定外でしたがPROVIA400に収める事に。

Scan-091017-0020.jpg
(PROVIA400Xで撮影)

だだっ広い平野。かつての線路跡は今は道路に転用されてました。
かつて佐賀線を利用した人が見たた瑞穂景色も、今は視線の高さが少しばかり
低くなってしまいました。

Scan-091017-0019.jpg
(PROVIA400Xで撮影)

そこに丁度通りがかった家族づれ。夢中で写真を撮っている私に、何事かと
質問をしてこられたのですが、ココが線路跡だったんですよと答えると、
ビックリされてました。地元に住んでいらっしゃるそうですが、全く知らなかったそうで、
廃止からもう22年も経過している事を考えりゃそりゃそうだよななんて妙に納得
してしまいました。どっかの俳句じゃないですが、まさに「昭和は遠くなりにけり」です(笑


さぁ、さらに進んで行くと見えてきました。今日のお目当てです。
Scan-091017-0022.jpg
(PROVIA400Xで撮影)
筑後川昇開橋です。これが見たくて今回佐賀線跡を巡りにきたのであります^^
さてココで解説を兼ねて再びWikipediaから引用です。

Wikipedia「筑後川昇開橋」 (一部要約)
「筑後川昇開橋(ちくごがわしょうかいきょう、)は、佐賀線に存在し、
筑後川をまたいで福岡県大川市と佐賀県佐賀市諸富町を結んでいた
鉄道用可動式橋梁である。(正式名称は筑後若津橋梁(ちくごわかつきょうりょう)
重要文化財及び機械遺産に指定されている。

1935年(昭和10年)竣工、同年5月25日に開業。舟との共存のため、
橋の一部が可動式となっており、本橋は橋桁の一部が垂直方向に上下する昇開橋として
日本に現存する最古のものである。橋の全長は507.2メートル、可動部分の長さは24.2メートル、
昇降差は23メートルである。」

と、佐賀線最大の名所にして、日本どころか東洋でも随一の上下タイプの可動橋なのです。
(可動橋で他に有名なのと言えば東京の勝鬨橋なんかがありますね^^)

この橋、何と言ってもその構造もですが・・・・
Scan-091017-0024.jpg
(PROVIA400Xで撮影)

このものすんごく絵になるデザインと周辺の風景が素晴らしいのです。写真撮影には
ベストスポットと言われています。ココまでチマチマと撮影していたNikon Uがココで一挙に
火を噴きました(笑  そんな訳でPROVIA400Xを惜しげもなく使って撮影した筑後川昇開橋を
どうぞ。

Scan-091017-0031.jpg
(PROVIA400Xで撮影)
自転車に乗って、周辺をうろうろ。ベストポジションを探しながらの撮影です。

Scan-091017-0035.jpg
(PROVIA400Xで撮影)
藪の中に侵入。蚊と闘いながらの一枚ですw

Scan-091017-0021.jpg
(PROVIA400Xで撮影)
かつての鉄道橋は、解体の危機を乗り越え、現在は遊歩道として利用されています。
PROVIA400を使いきったので、再びD60に持ち替えて、橋を歩いてみる事に。

DSC_0339.jpg

この日の筑後川は天候と同じで非常に穏やかでした。用事があってもう少し北の久留米と言う
町に行くことがあって、筑後川自体はよく見ているんですが、ココから見るのと日頃見ている
ソレとは全然見た目が違うのが不思議です。

DSC_0340.jpg



DSC_0341.jpg

橋の標識は鉄道時代のまま。この黄色い標識は今でも線路で見かけますね。
と、そんな訳でこの日は日が沈むちょっと前まで昇開橋を楽しんでから帰路につきました。
リアル電車ごっこも楽しめる佐賀線跡、機会があればまた期待と思ってます。

ただPROVIA400X、私の腕の問題なのか期待したほどの美しさには?
次はまたベルビアや、もっと安いトレビというのでもイイかなと思ったり…
やっぱり腕の問題かなぁ?






○長崎行きとPROVIA 400

9月上旬、ウチの姉に関係したイベントでちょいと長崎へ一泊二日の
用事がありました。家族は車で長崎へ一直線と向かったのですが、
有明はというと、毎度のごとく(?)写真が撮りたい&列車に乗りたいという
狙いで単独行動で長崎への往復をさせてもらいました。
(別に家族仲が悪いってワケじゃないですよ^^:)

さぁて、まずはどうやって長崎へ行こうかと思ったのですが、丁度前日の夜、
昼間の仕事の都合で小倉にいましたので、とりあえずその晩は門司で
一泊し、翌朝のんびりと長崎へ向かう事にしました。

で、当然ながらそのまま素直にホテルで一泊する訳ありません(笑
夜もバッチリ更けたAM1:45。終電で門司港駅へと向かいました。
何をするかというと・・・・

DSC_0012_20091023203843.jpg
(Nikon D60で撮影)

DSC_0014_20091023203702.jpg
(Nikon D60で撮影)

バルブ撮影の練習です。シャッターを20秒とか1分とか、長いときは10分1時間と
開きっぱなしに、光の少ない夜間でも鮮明な像を得たり…

DSC_0009_20091023203703.jpg
(Nikon D60で撮影)

DSC_0010_20091023203703.jpg
(Nikon D60で撮影)

この様に動くモノを意図的に撮影して幻想的な写真を撮る手法です。
過去にこうしたバルブ撮影は殆ど経験が無かったので、流石にフィルムで
試す気にはなれず、今回は手持ちのデジタル一眼Nikon D60を使用して
撮影しました。

最近はフィルム一辺倒な私ですが、決してデジタルカメラを軽んじている訳ではありません。
こういう練習や実験を行う時には本当にすばらしいと改めて感じました。
フィルムカメラとデジタルカメラに関してはまた機会を改めて語りたいと思ってます^^ノ


さて翌朝。鹿児島本線を南下し、大牟田駅へ向かいます。
鳥栖から長崎本線へ分岐する王道なルートを通っても良かったのですが…

三池港から島原半島へ向かう連絡船を使用する事にしました。
海路で大牟田湾・そして有明海を横断し島原半島へ、そこから
島原鉄道を使って長崎本線諫早駅へ抜けるコースをとりました。
このルートだと大幅に時間がかかりますが、

miike.jpg
(Nikon D60で撮影した写真11枚を合成)
雨上がりの三池港でのこの景色を眺める事が出来るのなら、勿体無いとは思いません^^ノ


Scan-090917-0050.jpg
(Nikon U  CETURIA ISO200で撮影)

のんびり島原半島の景色を眺めた後、長崎へ。家族と合流し、この晩は
長崎に一泊しました。



翌朝、目覚めてみると天候は快晴!透き通るような青空と太陽を見て決断!
今回の長崎行程の為に用意したコイツを使用する事にしました!

Provia400X_single.jpg
フジフィルムのリバーサルフィルム「PROVIA 400X」です。
リバーサル使用はコレで二度目、前回のNikomat FTnで挑戦した
ベルビアの美しさに感動して二度目の挑戦となりましたが、行きつけのカメラ屋の
店長に進められてコチラを選択してみました。

お値段36枚撮り一本でなんと1600円也!! ベルビアの1.5倍、
日頃常用フィルムとして使用しているネガフィルム、DNPセンチュリアの
ISO200 24枚撮りなんか98円ですよ!?おんなじフィルムなのにこの価格差は
たまげました(笑

と、愚痴もその辺に、恐る恐る取り出してNikon Uに装填。
(冗談なしにパトローネ缶から引き出すときに手が震えますw)
ホテルから目の前に広がる長崎市の写真をパチリといきます。

 Scan-091017-0001.jpg
(PROVIA 400Xで撮影)

昨晩デジタルカメラのD60で撮影した夜景とはまた違った美しさです。

DSC_0163.jpg
(Nikon D60で撮影)

コチラはNikon D60でのバルブ撮影。バルブのやり方も大まかにわかって来たので
今度はネガフィルムで挑戦してみようと思います。いつかはリバーサルフィルムで
出来れば面白いかと思ってますが、流石にまだちょっとムリです怖くて(笑

さて、帰り。どのルートを通って帰るか考えましたが、まっすぐ長崎本線を使って
一直線は面白くありません。そこで、この天気ですので大村線経由で佐世保へ北上。
松浦半島を一周する第三セクター松浦鉄道を利用してちょっと遠回りしていく事にしました。


DSC_0223.jpg
(Nikon D60で撮影)
シーサイドライナー、キハ66に乗車しいざ北上。あっという間に佐世保駅に。
名物「佐世保バーガー」をほおばりながら、松浦鉄道に乗り換え。
松浦半島を回るおよそ3時間の旅のスタートです。

松浦鉄道最大の名所と言えば多分ココでしょう。

DSC_0251_20091023203701.jpg
(Nikon D60で撮影)

DSC_0252.jpg
(Nikon D60で撮影)

日本最西端の駅。たびら平戸口駅です。

Scan-091017-0012_20091023203736.jpg
(PROVIA 400Xで撮影)

現在は沖縄にモノレールであるゆいレール
が出来たので、厳密な意味では最西端ではないのですが、本土と通常式鉄道においては
現在もその位置は変わりません。

天候はますます良くなって、この時間帯は本当に雲さえまばらな青空になりました。

Scan-091017-0015.jpg
(PROVIA 400Xで撮影)

Scan-091017-0014.jpg
(PROVIA 400Xで撮影)

で、松浦駅に着くときに殆ど雲が消滅して、完全な青空になりました。
まさにリバーサルフィルムの撮影に最適な天候です。現像した写真を見て溜息が…

昼前に佐世保を出発して、15時前には有田に到着。佐世保線経由で
帰路につきました。といってもコレで素直に帰ったわけではなく、もう一箇所
行ったところがあったりしますが、それに関してはまた後日にノ

今回はネガフィルム一本・リバーサルフィルム一本・デジタルカメラ併用の旅に
なりました。それぞれ写りに特徴があって面白いです。次回も同じ行程で
撮影した写真をメインをメインに解説してみようと思います^^










○すっかり写真ブログな昨今ですが・・・

ちゃんと本業してますよー^^;

2_20091022212400.jpg

一部のしかもナゾなシーンですが、何時か全容をお見せできれば嬉しいかなと^^;

そうそう。人に見せて言われて知ったんですが、
「鼻の穴に指を突き立て人へ突っ込む」って行為は、どうも九州発祥の古典が
始まりなのだそうです。 ホントにホントに。

だからなんだと言われればそれまでなのですが(w
たまにマンガなんかで見かける?この行為、実際にするには色々大変そうだ。
なんてアホな事考えながら描いてました。

もうちょっとで完成です^^






○放生会とNATURA1600

連発更新状態ですが、働いていないわけじゃないですよ^^;
実はブログには暇を見て細々書いて、ある程度溜まったら公開するように
してるのです。

さて今日の本題。いきなりですが放生会ってご存知ですか?

とあるイベント事なのですが、初見の方には読みさえわからないと思います(汗
さっさと答えを言うと、読みは「ほうじょうえ」です。
おそらく殆どのお方はご存じないと思いますのでWikipediaの文章を
そのまま引用しますとこんなイベント。

Wikipedia「放生会」

「捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式である。
仏教の戒律である「殺生戒」を元とし、日本では神仏習合によって神道にも取り入れられた。
収穫祭・感謝祭の意味も含めて春または秋に全国の寺院や八幡社で催される。」

とまぁ神社におけるお祭りの一種です。
ただ、この祭り全国共通イベントというわけでは無く、開催するのは
全国の中でも一部の神社だけのようです。

私はずーーーっとこのイベントは全国共通で、どこの神社でも秋の時期に
やるもんだと思い込んでいましたが、実はコレを開催している神社は
全国の中でも限られており、特に盛んなのが九州福岡だったりするのです。
箱崎神社という福岡の神社では全国でも屈指の巨大な祭りをこの時期に
行っており箱崎神社の広大な敷地も放生会の時には出店で埋め尽くされる
程で、有名な山笠・どんたくとならぶ三大祭とさえ言われる事もあります。

で、私がそんな思い込みを抱いていたのも原因があって、
実は私の地元にある小さな八幡社では、何故かこの放生会を秋の今頃に開催して
いたりするのです。

Scan-090613-0017.jpg

昼間は無人地帯、歩いて5分もあれば全部回れてしまう小ーさな、吹けば飛ぶほど小さい
我が町の神社で、 何ゆえ?と思うのですが、気になって今回調べてみるとどうやら
皇族ーソレも神武天皇に関係する由縁があるらしく、ソレが開催の一因ではないかとにらんでいます。


まぁ説明もこの辺に、先日そんな今年の放生会へ行ってきました。
目的は二つ、一つは普通に祭りを楽しむため。もう一つが、写真撮りにです^^ノ
こういう夜間イベントの為にずーっと手元においておいたフィルムがありまして、
ソイツを使ってみたかったのです。

Scan-091017-0003.jpg


Scan-091017-0007.jpg


Scan-091017-0009.jpg

Scan-091017-0008.jpg

さて、写真はこんなところ、どんなモンでしょうか?コレ全部カメラを手持ち状態で、
フラッシュなしの写真なのです。つまり自然光だけでコレだけ鮮明に撮れてます。ビックリ!
時間は夜の20時。当然日は完全に沈み、明かりが無ければ3m先も見えません。

と、言う訳で今回そんな状況での撮影に使用したフィルムはこちら。

DSC_0004_20091019170250.jpg

フジフィルムから発売されている、超高感度フィルムの「NATURA1600」です。
夜間や室内、暗所などでの撮影を目的としたフィルムです。

デジタルであれフィルムであれ、カメラにはISO感度と呼ばれる単位があります。
コレは光にフィルムがどれだけ敏感に反応するかを示した単位なんですが、
通常の撮影ではISO100/200、夕方でISO400辺り、夜間となるとISO800のフラッシュ
使用というトコなのですが、こいつはこのISO感度が実に1600というトンでもない値の
フィルムなのです。

また、現像のときに「増感」という特殊な方法を用いる事で最大ISO6400前後という
物凄い値のフィルムとしても使用する事が出来ます。今回はこのNATURA1600・
ISO1600のフィルムにこの増刊処理を加える事で、ISO3200という超々高感度フィルム
として使用しています。

フィルムカメラはデジタルとは異なり、フィルムのISO感度を変更できず、
一度装てんしてしまえば最後までそのISO感度のフィルムとして使用せねば
なりません。またデジタルは一枚一枚ごとにISO感度を変更できるのに対して、
フィルムは当然出来ません。ですので、ISO感度の点で言えばフィルムは
デジタルに対して大きく水をあけられていると思われます。

ですが、これほどの超高感度となると、安価なデジタルカメラでは再現できません。
デジタル画像素子の性能が追いつかない機種が大半です。一眼レフでは可能なのですが、
仮に使用できたとしてもISO800以上になると、画像に激しいノイズがかかって写真によっては
まともに鑑賞するのは不可能だったりします。超高級機種になるとフィルムを凌駕する機種も
ありますが値段が数十万円もする機種が大半、そのため安価に超高感度を楽しむなら
未だフィルムのほうが敷居は低そうです。

また、今回高感度フィルムのパワーを思い知らされましたが、もう一つ
パワーを実感したが「 VR機能付きレンズ」です。

この放生会での全ての写真は大体シャッター速度1/30秒〜1/60秒辺りで撮影しました。
使用したレンズのズーム焦点距離が28mmなので、理論上は1/28秒以下にならなければ
手ぶれの危険は無いのですが、あくまでも理論値なので、また不安です。
夜間撮影における失敗というのは、光の量が足らない事による手ブレが殆どで
このために高感度フィルムや、大口径大型レンズを使用するわけです。

今回の場合、フィルムはすでに専用のモノにしましたが、レンズにおいても対策を行いました。
大口径レンズは値段がトンでもない事になっているので容易に手を出す事が出来ません。
ですが大口径レンズでなくても今では手ブレを押さえてくれるすばらしい技術があります。
ソレが、上述のVRテクノロジーです。

DSC_0310.jpg
過去記事からの写真。左のレンズがソレです。

Nikon Uから通常のレンズをはずし、デジタル一眼レフのNikon D60の標準レンズであり、
このVRを搭載した「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」に変更して撮影しました。
コイツは本来デジタルカメラ専用なのですが、注意すればフィルムカメラでも
問題なく使用できます。今回はこのレンズに搭載されている「VR」=手ぶれ補正機能が
最大限活躍してくれました。

一体どういうものなのかというと、コレはレンズ内部でレンズが緩やかに上下左右に動く事で、
手ブレを抑えてくれるという機能なのです。人間が上にカメラをブラせば、レンズをすばやく下に
移動させる事で差し引きゼロにしてブレを相殺しています。で、実測シャッター速度に対して
実に三段分の補正を行ってくれます。

つまり1/30秒でシャッターを切った場合、このレンズを装着した状態での1/30秒における
手ブレ発生の危険率は実質的には大体1/90-1/100秒辺りのモノと同等というわけです。

今回フィルムの感度ISO3200でしたが、この状態でもシャッター速度はおよそ1/30秒。
この速度だと手ブレがおきるかおきないかギリギリの状態で、人ごみで安定してカメラを
構える事が出来ない場合は手ブレを起こす危険が十分あります。ですが、
VRレンズを装着してる為、手ぶれ発生の危険性は、シャッター速度がおよそこの三段上の
1/100秒の状態とほぼ同等になります。

これほどの高速になってくると日中の日が昇っている状態でも使用する速度なので、
余程の不注意でカメラをブラさない限り、まず確実に手ぶれによる失敗は起きません。

デジタルカメラにつけていると、VRがあろうが無かろうが、撮影に失敗すれば取り直せば
良いので、あまりこの機能のすごさが実感できなかったのですが、失敗のリスクが
高いフィルムでしかも夜間撮影となった今回初めてこの機能がいかにすごいのか
を実感しました。なんと36枚撮りで失敗0!超高感度フィルムNATURA1600に合わせて、
VRレンズが確実にブレを相殺してくれてました。


Scan-091017-0033.jpg

Scan-091017-0034.jpg

何気なく使用していましたが、こういう機能を搭載している現代のカメラは
やはりスゴイなぁと改めて感じた次第です。(詳しい技術情報はコチラにあります。)


と、言うわけで最後に放生会の写真を後何枚かどうぞノ

Scan-091017-0013.jpg

Scan-091017-0012.jpg

Scan-091017-0011.jpg
放生会の写真は全てNikon UにAF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRを装着し、
Fuji NATURA1600を装填、一段増感現像で撮影。

以上、お祭りの雰囲気が少しでも伝われば幸いです^^








FC2ブログ---【Login】
-Firefoxブラウザでの閲覧を推奨します。-